ドイツの高級車メーカー、BMWが6月上旬、欧州で発表した新型『X1』。同車の2WD車の駆動方式は、現行のFRから、新型ではFFに変更された。
BMWブランドのFF車といえば、MPVの『2シリーズ・アクティブツアラー』、『2シリーズ・グランツアラー』に続くもの。新型X1が、BMWブランドのFF駆動車の第3号となる。
新型X1でFF駆動を採用するのは、ガソリンの「sDrive20i」とディーゼルの「sDrive18d」グレード。この他のグレードの駆動方式は、現行(初代)X1同様、4WDとなる。
この4WDシステムについても、新型X1の「xDrive」では、通常走行はFFが基本。路面状況や走行状況に応じて、後輪に駆動力が配分される。前後の駆動力配分は、最大で0対100、つまりFR状態になる場合もある。
FF駆動のsDrive20iグレードは、4WDの「xDrive20i」グレードに対して、環境性能で優位に立つ。sDrive20iの欧州複合モード燃費は、16.7km/リットル、CO2排出量139g/km。4WDよりもおよそ7%、環境性能は高い。