埼玉県飯能市に「ムーミン」テーマパーク、2017年オープン

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ムーミンテーマパーク「Mestsa メッツア」記者会見
ムーミンテーマパーク「Mestsa メッツア」記者会見 全 13 枚 拡大写真

2年前に設立が発表されていた「ムーミン」のテーマパークについて6月30日(火)、事業展開に関する記者会見が行われ、2017年のオープン予定で埼玉県飯能市宮沢湖に「Mestsa メッツア」という名で誕生することが発表された。

フィンテック グローバル株式会社は本日付で西武鉄道株式会社より、6億円で埼玉県飯能市の土地売買の契約を締結したと発表。今後、フィンテック社は飯能市と連携協力をしながら開設に向け、具体的に動き出すことになる。

日本でも人気の高い「ムーミン」だが、原作者トーベ・ヤンソンの故郷のフィンランドにある「ムーミン ワールド」を除き、「ムーミン」を主題とした施設としては、今回の「メッツア」が世界初進出となる。

フィンテック社は2013年にフィンランド企業とテーマパーク設立を目的としたジョイントベンチャー(合弁会社)を設立しており、「ムーミン」のテーマパークのオープンはファンの間でも話題を呼び、どこにオープンするのかと注目を集めてきた。

当初は2015年~16年のオープン予定とされていたが、フィンテック社の玉井信光社長は、最初の発表からこの2年弱の動きについて「当初は都心型の小規模なテーマパークを考えていたが、森や湖がないとムーミンらしさを出すことができない」と説明。その上で今回、パークの趣旨に見合った187,000平方メートル(東京ドーム4個分)もの土地を取得したが、当初の計画よりも広大な土地となったため、計画を変更し2017年の開業とすることを決めたと語った。

アクセスに関して、同地は西武池袋線の池袋駅から飯能駅まで特急レッドアロー号で40分。西武鉄道は地域社会振興の観点から今後も、この計画に最大限の協力をすることとなっており、交通アクセスなどに関しても積極的に関わっていくことになるという。

「メッツア」とはフィンランド語で「森」を意味し、この広大な森の中に「Museum(美術館)」「Resort(リゾート)」「Park(公園)」「Leisure(レジャー施設)」などの要素を融合した施設を建設することになるという。施設は大きく「ムーミンゾーン」と「パブリックゾーン」の2つのゾーンに分かれ、前者でムーミンの物語を楽しむための施設を展開。一方、パブリックゾーンでは、無料で地域住民が散策やジョギングを楽しめるような自然を活用した公園機能を維持するという。

なおフィンテック社は今回の土地取得費用の6億円に加え、施設建設のための費用を調達する必要があるが現段階ではその総額などに関しては未発表。今後、施設の中身について詰めていくとのことで、外部からの資金調達、特に各アトラクションごとにスポンサーによるパートナーシップ契約を結ぶことも検討しているという。

埼玉県飯能市に2017年「ムーミン」テーマパークがオープン!

《text:cinemacafe.net》

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