AIIB設立協定の調印、マレーシアなど7カ国が保留 理由は明らかにせず

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア(イメージ)
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中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定の調印式が6月29日、北京で行なわれたが、50カ国が署名する一方でマレーシアなど7カ国が署名を保留した。

中国の国営新華社は今回署名をしなかった7カ国について、その理由については明らかにせず年内に署名する見通しであるとだけ伝えた。

署名を見送ったのは、マレーシアの他、フィリピン、タイ、クウェート、デンマーク、ポーランド、南アフリカ。マレーシアはザイヌディン・ヤハヤ大使が調印式典に出席した。マレーシア政府はこれまでのところ、署名を保留した理由については明らかにしていない。

中国寄りのマレーシアの華語メディアは、中国国営メディアの報道をそのまま引用するにとどまり、署名を保留した理由については報じていない。

フィリピンのシーザー・プリシマ財務次官は、12月までにAIIBに参加するかどうか決定すると述べ、離脱する可能性に含みをもたせた。

AIIBは運営の不透明さなどから、日米が参加を見合わせている。議決権は出資額に応じて決まるが、参加国中で最大の30.34%を出資する中国が26.06%の議決権を持ち、参加国中で唯一、単独で重要案件における拒否権を有するなど中国ペースで運営が行なわれる懸念を指摘する声が上がっている。

伊藤 祐介

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