テレマティクスサービス国内ユーザー、5年後は1320万人に…フロスト&サリバン

自動車 ビジネス 国内マーケット
フォード SYNC 3(参考画像)
フォード SYNC 3(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

フロスト&サリバンは、OEMおよびアフターマーケットのテレマティクスソリューションを対象とした調査分析「日本におけるコネクテッドカー市場に関する分析」を発表した。

それによると、テレマティクスサービスののべ国内ユーザー数は2014年の849万人から2020年には1320万人へと増加すると予測している。日本の自動車テレマティクス市場は、欧米等に比べ伸び悩んできたが、ここ2~3年における高速ネットワークインフラの整備、スマートフォンの普及などにより、市場は急速に成長を遂げる見通しとなっている。

日本では、緊急通話や遠隔車両診断が車両位置情報に基づくサービスの次に重要なものとして位置付けられている。車両位置情報データが増加すれば、OEMやテレマティクスサービスプロバイダは信頼できる事業例を構築できる。これにより車載通信モジュールの装着標準化が進めば、このトレンドが加速することも期待できる。

現在、日本のテレマティクスサービスはナビ機能や高度道路交通システムサービスに集中している。しかし、すべてのドライバーが大都市のような過密地域を運転するわけではない。今後は、高品質アプリの提供と併せたオープンアーキテクチャ戦略が、大規模なテレマティクス・ユーザーの基盤を構築するカギになるとみている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る