【アウディ A1 改良新型】1リットルエンジン、競合 ポロ、MINI に対し「燃費でメリット」

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アウディ A1
アウディ A1 全 8 枚 拡大写真

マイナーチェンジしたアウディ『A1』のハイライトは、1リットル3気筒ターボエンジン、エントリー価格として249万円を設定したこと、そしてワイド&ローでスポーティさを増したエクステリアデザインであるという。

1リットル3気筒ターボエンジンは、95馬力を5000回転から6000回転で発揮し、最大トルクは160Nmを1500回転から発生している。加速性能は0-100kmが9.9秒。最高速は186km/hである。

競合車であるフォルクスワーゲン『ポロ』や『ゴルフ』、MINI『ONE』と比較をすると、「排気量では一番小さいながら、馬力やトルクは中間。更に燃費は最も優れているという、とてもバランスが良く、競合に対してもメリットのあるエンジンである」とはアウディジャパンプレセールス部商品企画マネージャーの田代友康さんの弁。

マイナーチェンジ前のベースグレードとの比較では「80kg軽量化された(1200kgから1120kg)」。それにより燃費も22.9km/リットルと、2020年の燃費規制をクリアしエコカー減税の対象で、「輸入車の中でもトップ5に入るくらいの燃費を達成している」(田代さん)。

これまでアウディA1のエントリー価格は281万円。スポーツバックは301万円で、「『A3』とほぼ似たポジションになっていた」と田代さん。そこで、このエントリー価格をA1は249万円、スポーツバックを269万円に設定。これにより、価格で購入を見合わせていたユーザーを取り込むことを想定している。

一方購入理由トップだったデザインは、フロントをよりワイド&ローを強調。バンパーを以前のモデルより2cm延長し、よりスポーティさが増している。

これらにより、田代さんは、「年間6000台を目標に販売していきたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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