補助金削減、今後も継続…マレーシア財務省事務次官

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ)
マレーシアの首都クアラルンプール(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

財務省のモハマド・イルワン・セリガル・アブドラ事務次官は、政府が今後も補助金の削減を進めると明らかにした。ザ・サンが報じた。

アブドラ事務次官はブルームバーグの取材に対して、財務省傘下機関が司る公務員向けの住宅ローンについても独立した機関を設立し、政府の国内総生産(GDP)比の負債額を減らす取り組みを続けると明らかにした。

補助金への負担がかさんでおり、数々の種類がある補助金を徐々に減らす意向だ。

住宅ローン管轄機関の切り離しで400億リンギを負債残高から削減することが可能だと見積もられている。

政府はガソリンや液化天然ガス、料理油への補助金を段階的に削減する意向を示している。

同事務次官は、格付け会社のフィッチ・レーティングスがマレーシアの格付けのダウングレードを行わなかったことの背景に、財政の信用度を強化させるための猶予を与えるという意味があったと指摘。各方面から政権への指摘や批判の声は舞い込んでいるが一時的なものであり、政府は今後も財政合理化を進めると述べた。

同氏は1マレーシア・デベロップメント(1MDB)を巡る問題については、負債を返済する能力はあると指摘した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱『デリカD:5』が2度目の大幅改良、「S-AWC」搭載で走破性向上…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  4. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. もう1台の次期『コペン』、「K-OPENランニングプロト」はホイールベースが違う…ジャパンモビリティショー2025
  6. 日産エスピノーサ社長「国内事業再始動」、新型車2車種に期待…ジャパンモビリティショー2025
  7. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
  8. 「こんなの絶対売れる」スライドドア付スーパーハイト軽EV『ラッコ』、世界初公開にSNS興奮「コリャ~BYD本気だな…」
  9. BYDの小型電気トラック「T35」世界初公開、2026年日本発売へ…ジャパンモビリティショー2025
  10. ホンダのアドベンチャー・スクーター『ADV160』とその実力は?…10月のモーターサイクル記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る