【メルセデス CLAシューティングブレーク 発表】明確に差別化されたグレード体系

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メルセデスベンツ CLA250シューティングブレークオレンジアートエディション
メルセデスベンツ CLA250シューティングブレークオレンジアートエディション 全 8 枚 拡大写真
メルセデス・ベンツ日本より発売された『CLAシューティングブレーク』は、4グレードそれぞれのキャラクターを明確にしての導入となった。

エントリーグレードの「CLA180シューティングブレーク」について、同社営業企画部商品企画2課の小畑貴弘さんは、「新規ユーザーを獲得するために戦略的な価格(360万円)でアピールする。4ドアクーペの『CLA』や『Cクラスステーションワゴン』を検討している方も、この価格であれば選択肢に入るのではないか。更に競合他車と比べたときも十分ショッピングリストに乗る価格として実現できた」とコメント。

次に「CLA180シューティングブレークスポーツ」は、「CLAではAMGラインが好評であることから、それを含めオプションで選ばれている装備を標準装備に織り込み、わかりやすい価格としたもの」と小畑さん。

受注生産の「CLA250シューティングブレーク」は、「少し狭いユーザー像だが、現在の佇まいで十分スポーティ、あるいは、快適性とスポーティさが“そこそこ”充実し、動力性能はしっかり欲しいというユーザー向け」であるという。そこで、2リットル4気筒ターボエンジンを搭載し、レザーシートをオプションで用意。18インチではなく17インチホイールを採用することでコンフォート方向に位置付けられている。

「250シュポルト4MATIC シューティングブレーク」は、今後導入が検討されているAMGを除くトップモデルとして位置付けられ、「AMGがチューニングを施しており、4MATICも含めあらゆる装備を用意したクルマ」(小畑さん)。スポーツと同様にこれまでのオプション装着状況等を調査した結果で、標準装備品を決定したという。つまり、多くのオプションを選択した場合、状況によっては納車まで時間がかかってしまうことから、「欲しいと思ったときに購入してもらいたいので、ある程度流通在庫として持てるような範疇まで装備をグルーピングした結果。こうすることで、多少(装備の)選択肢としては狭くなるかもしれないが、納期は大きく改善すると思う」と説明する。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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