【トヨタ シエンタ 新型発表】ハイブリッド新設定「ガソリン車とは違った味付けに」

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トヨタ シエンタ ハイブリッドG
トヨタ シエンタ ハイブリッドG 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車が7月9日に発表した新型『シエンタ』には新たにハイブリッドモデルが設定された。燃費性能は27.2km/リットルと3列ミニバンでトップを実現している。

新型シエンタのチーフエンジニアを務める製品企画本部の粥川宏氏は「シエンタを長く売ってきたが、『なぜハイブリッドがないの』という声が販売店に一番多く寄せられていたので、そこにまずはお応えした」と、ハイブリッド車を設定した背景を語る。

だが、ガソリン車も新開発1.5リットルエンジンの採用で、クラストップとなる20.6 km/リットルの低燃費を達成、ハイブリッド車に肉迫している。

この点について粥川チーフエンジニアは「ガソリンエンジンがかなり大きく燃費があがり、20km/リットルを超えてきたので、そこはある意味、仕方ないところだと思う」と認めつつも、「ハイブリッドは走り方によっては非常に伸びる車なので、例えば街中を中心に走るシチュエーションではハイブリッドのメリットがよりたくさん出てくる」と解説する。

さらに「車の特性でいうとハイブリッドはより質感の高い乗り味になる。それは(ハイブリッド用電池搭載で)重心がかなり低くなっていることもあるし、『プリウスα』で採用したピッチング制御も入れているので、ガソリンエンジンとはちょっと違った味付けになっている。あとはハイブリッド自体のプレミアム感もあるので、シニアの方やダウンサイザーに使って頂ける車になっている」とも。

その上で「逆にガソリンエンジンの方はお手頃な価格で若いファミリーの方に使って頂きたいということで、性格をわけた」と話していた。

《小松哲也》

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