日産自動車は7月9日、40年目を迎えた九州での生産累計台数が1500万台に達したと発表した。
日産は、1975年4月に九州での生産を開始。立ち上げ当初は、エンジンの生産を行い、1976年からは車両(ダットサントラック)の生産を開始した。同工場は、その後も多くのモデルの生産を手掛けることで、生産台数を伸ばし、1992年11月に累計500万台、2004年12月に1000万台に達し、今年5月には1500万台を達成した。
1992年には、快適な労働環境を実現した最新鋭の工場として、第2工場の稼働を開始。2000年には、国内専用埠頭に加えて専用外航埠頭が開所。国内・海外向けともに、生産・車両保管・船積みを同一敷地内で行うことで、効率を大幅に向上させた。また、2010年には日産車体九州が稼働を開始し、九州は日産の国内生産の半分以上を占める、重要な生産拠点となった。
2011年には、独立した事業会社として日産自動車九州を設立。効率的な部品調達と物流の徹底など、九州地域の地の利を最大限に活かすことで、グローバルコスト競争力を持ったマザー拠点として、現在に至るまで世界の工場をリードし続けている。
7月9日に行われたオフライン式には、小川洋福岡県知事はじめ多くの来賓が列席する中、同社西川廣人CCO、松元史明副社長をはじめ、関係役員、従業員約500名が参加し、40周年と1500万台達成を盛大に祝った。