【メルセデス CLAシューティングブレーク 発表】5番目の戦略モデル登場で完成した商品群

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メルセデスAMG CLA45 4MATICシューティングブレークオレンジアートエディション
メルセデスAMG CLA45 4MATICシューティングブレークオレンジアートエディション 全 8 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本が発売を開始した『CLAシューティングブレーク』は、同社の5番目の戦略モデルと位置づけられ、このクルマでいったん戦略モデル群は完成となる。

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この戦略モデルの定義について、同社商品企画・マーケティング部マネージャーの嶋田智美さんは、「新規ユーザーの獲得に向けて、2012年から導入を進めてきた車群で、若い30代から40代のユーザーをターゲットにし、スタートプライスも300万円前後のクルマである」と説明。

具体的には、スポーティで革新的な『Aクラス』。広い室内空間と優れた実用性を備えた『Bクラス』。昨年5月に発表したSUVテクノロジーと力強さを備えた『GLA』。スポーティさとダイナミックさが際立つスタイリッシュなフォルムの4ドアクーペの『CLA』。そして、CLAシューティングブレークである。

これらモデルにより、「家族構成やライフスタイルの多様化に対応する、あらゆるユーザーのニーズに応えることが出来る」と嶋田さん。これまでの販売台数は、Aクラスが9500台。Bクラスが4500台、CLAが4400台(注文に対して供給が追い付いていないので現状この台数だという)。昨年5月に発表したGLAはフルイヤーではないものの4200台で、合計2万2500台となり、昨年のメルセデス・ベンツ日本全体の販売台数は6万834台であったことから、37%をこの車群で占めている。

嶋田さんはこの割合について、「5年前は(全体で)3万台少々の数字に対して、GLAやCLAがなかったこともあり19%だった。そこから現在の比率は倍増している」と評価する一方、戦略モデル以外の伸びも大きく、「新型『Cクラス』をはじめ、『Eクラス』、『Sクラス』など、もともとメルセデスが得意とするセグメントも好調だ」と述べ「戦略モデルの台数は、我々は“オントップ”と考えている」とコメントした。

そして、2015年の台数では、1月から5月のメルセデスブランド全体で2万6000台を販売しており、「過去最高を記録した昨年の台数に比べても、プラス13.2%と二ケタ増を記録している」と好調であることをアピールした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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