トヨタが社内外の“ガス”に点火し始めた!? 「クルマを退屈にしたのは…」

自動車 ビジネス 企業動向
TOYOTA GAZOO Racing 新TV-CM「宣言/壁を壊せ」篇
TOYOTA GAZOO Racing 新TV-CM「宣言/壁を壊せ」篇 全 8 枚 拡大写真

「クルマを退屈にした すべてのものに サヨナラだ」――そんなメッセージを含んだトヨタの新CMが7月4日からスタートし、ユーザーたちから「その根源はトヨタだろ!」といった声が飛び交った。こうした炎上必至のコマーシャル展開に、どんな狙いがあるのか。

【画像全8枚】

「『トヨタのクルマづくりをこれから変える』と外へ向けた発信と、社内の人間に対して『いっしょに変えるぞ』というメッセージの、ふたつを含んでいる」と話すのは、同社モータースポーツマーケティング部・部長の沖田大介氏。

「4つの新CMのなかには、『トヨタの作ったその壁を、壊せ』と叫ぶものもある。どのCMも、社内の人間に対しても投げかけている。それぞれにあるフラストレーションや想いをぶつけあって、ひとつのチームとして『もっといいクルマづくり』を目指したい。そこでもう一度、モータースポーツに真正面から取り組もうと」(沖田氏)

トヨタは4月、参戦するそれぞれのモータースポーツ活動を「TOYOTA GAZOO Racing」として一本化を発表。そして先日の7月7日、『ヤリス』によるWRC参戦について、チーム総代表に豊田章男社長、チーム代表にトミ・マキネンを据えた推進体制を伝えた。

同社モータースポーツマーケティング部の柳澤俊介氏は、TOYOTA GAZOO Racingの活動を通した“人づくり”の狙いについて「社内には、クルマ好きというより、この会社のビジネスに憧れて入ってきた人もたくさんいる。そういう人たちを、モータースポーツというフィールドに飛び込ませて、もう一回、『クルマっていいな』って思ってもらいたい」とも語った。

レースから生まれるプロダクトについても、「これからはもっと出したい」と沖田氏。「かつてWRCで活躍した『セリカ』のようなクルマがまた出てくるのかと聞かれたら、すぐにはイエスとはいえないけど、サーキットの現場で鍛えた技術やDNAが注ぎ込まれた商品が、これからはもっと出したい。G’sやGRMNのようなクルマがもっとね」と語っていた。

また、「熱狂的なプロ野球ファン」という沖田氏は、プロ野球人気が低迷していた時代を振り返りこう語った。

「当時、プロ野球に携わる人たちに会うと、みんな野球がむちゃくちゃ好きで、死に物狂いで勝負とファンづくりに取り組んでいることを知った。そこへきて『トヨタの人間はクルマが本当に好きなのか?』と。そんな経験から、クルマ好き、トヨタファンをもっと増やすために努力しなければならないと痛感した。そこであらためて『モータースポーツ活動が不可欠だ』と」(沖田氏)

「ターゲットは、運転免許持ってない人からアンチトヨタな人まで全方位」と沖田氏。社内外のガスに点火したトヨタの、ニュルブルクリンク24 時間耐久レースやFIA 世界耐久選手権(WEC)、FIA世界ラリー選手権(WRC)などに挑む姿は、新WEB サイト「TOYOTA GAZOO Racing」上で公開されていくという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『エスティマ』が“走りのミニバン”として復活か…アルファードと棲み分けは
  2. 次期トヨタ『GRスープラ』はハンマーヘッド顔に!? 450ps級ハイブリッドで2027年登場の可能性
  3. 【トヨタ RAV4 新型試乗】おそろしくスムーズなハイブリッド、まさに「至れり尽くせり」…中村孝仁
  4. トヨタ『アクア』、一部改良…「GR SPORT」グレード追加
  5. スズキ『カプチーノ』復活の可能性!…軽規格を維持、FRレイアウトも継承か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ETASとエレクトロビット、ADAS向け統合ソフトウェア基盤を発表…人とくるまのテクノロジー展 2026
  2. 超高硬度クロムめっき、EV・半導体部品の長寿命化に貢献…大型量産設備をサン工業が稼働 
  3. 3000アンペアの急速充電に世界初成功、電動トラックの未来を切り開く…MAN
  4. 「フィジカルAI展2026」初開催、現在地を知る!…ものづくりワールド
  5. BMW工場にヒューマノイド「Figure 03」導入…フィジカルAIで全身協調制御
ランキングをもっと見る