子どもたちが塗装体験、“環境に優しい”自動車工場で…ネッツトヨタノヴェルとやま

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ノヴェル キッズドリームプロジェクト
ノヴェル キッズドリームプロジェクト 全 25 枚 拡大写真

7月11日・12日の2日間、富山県のネッツトヨタノヴェルとやまにて「ノヴェル キッズドリームプロジェクト」が開催された。

同イベントは、子どもたちが環境に優しい水性塗料について学びながら、自動車の塗装体験を行うというもの。BASF ジャパンのサポートにより開催され、2日間で計30名が参加。北陸新幹線「かがやき」をモチーフとした車両に、色とりどりのペイントを施した。

ネッツトヨタノヴェルとやまでは、水性塗料を100%導入している。人体や環境へ悪影響を及ぼすVOC(揮発性有機化合物)を含まない水性塗料への全面切り替えをはかったのは4年ほど前。従業員数は116名で、月200台の整備能力を持つ。同イベントを開催するのは、昨年に続き2回目となる。

当日はより安全に配慮し、水性絵の具を使用。実際のボディ塗装で使うものを再現したメガネやマスクが参加者一人ひとりに配られ、ボディショップのスタッフがサポートしながら行われた。塗装や水性塗料についての説明を受けた後、グループに分かれて、ミニチュアのモデルカーと同じ色のカラーパネルを探す「比色」、絵の具を混ぜ合わせながら見本の色に近づける「調色」、車両にスプレーガンで絵の具を吹き付ける「塗装」の3つを体験した。

参加者の募集は、DMと来店者への誘いのみでホームページでの掲載などはなかったが、反響は大きかったという。同社業務部サービス技術課の多賀康二課長は、「たくさんの方に興味を持っていただけてありがたく思う。水性塗料を導入することで、イベント会場として安全に工場を開放できるようになった。これからも子どもたちとふれあいながら、地域の方へ“環境に優しい取り組み”、という部分をアピールしていきたい」と話す。

子どもたちは、普段と違った体験に笑顔を見せながら楽しんでいた様子。「調色体験では思ったとおりの色にならなくて難しかった」「クルマに色をスプレーするのが面白かった。またやってみたい」と感想を語った。保護者も「塗装修理に出したことはあるが、塗料などについて詳しくは知らなかった。今日説明を受けて奥が深いものだと感じたし、こういった形で職業体験ができるのは嬉しい」と話す。

塗装された車両には、最後にクリアコートが施され完成。今後ネッツトヨタノヴェルとやま Y-Town 山室店を皮切りに順次各店舗に展示される予定だ。

《吉田 瑶子》

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