建機レンタルの会社が開発した遠隔橋梁点検車「橋竜」

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カナモトの遠隔橋梁点検車「橋竜」
カナモトの遠隔橋梁点検車「橋竜」 全 1 枚 拡大写真

 主に建設機械のレンタルを手がけるカナモト。一方で、レンタルの強みも生かしつつ、環境に優しい建設関連の機械など自社製品の開発にも積極的に取り組んでいる。

 代表的な自社製品としては、帝国設計事務所(札幌市東区)などと遠隔橋梁点検車「橋竜(きょうりゅう)」を開発した。車に搭載した特殊アームの先端に高精度カメラをつけ、運転席から橋梁の下部分のひび割れなどの有無を点検できるようにした。電子データとしても記録でき、解析なども手軽になったという。同車を活用することで、危険を伴う仕事の軽減や作業の時間短縮、ひいては橋梁の延命化にもつながっている。 国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録され、建設現場で活躍の場を増やしているものもある。新製品の開発に取り組むニュープロダクツ室の吉田道信室長は「環境に優しい建設機械の開発を目指す」のが方針だとしている。その一つとして形になったのが、発光ダイオード(LED)を活用した建設現場向けの照明「LEDバッテリー式投光機」だ。発電機とバッテリーが一体型となり、長時間の運転も可能。建設現場の電気の省力化にも貢献してきた。

現在では、2トントラックに搭載でき、使用時には全高が最大8・1メートルにも及ぶ「LEDハイブリッドタワーライト」も登場。夜間の工事現場などの照明として使用されている。 カナモトが開発した製品はメーカーに生産を委託し、カナモトの専売レンタル商品として数年間扱う。その後、委託されたメーカーが自社製品として販売を始めることもある。「レンタルであれば市場に出しながら、製品のブラッシュアップもできる」(吉田室長)。製品の展開において、ニーズをとらえる意味でもレンタルの利点はあると指摘。カナモトの目指す先は「困った時に、最初に連絡してみようと思う会社」(同)だという。新製品の開発を続けることも自社イメージ向上などにおいて、重要な取り組みだとしている。(山岸渉)

【運転席からひび割れ確認】 設計・開発フロンティア/カナモト遠隔橋梁点検車

《日刊工業新聞》

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