シボレー カマロ 新型、開発の舞台は世界8サーキット

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シボレー カマロ 新型が開発テストを行った世界8サーキットを示すデカール
シボレー カマロ 新型が開発テストを行った世界8サーキットを示すデカール 全 4 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMのシボレーブランドが5月中旬、米国ミシガン州デトロイトで初公開した新型『カマロ』。同車の開発の舞台は、世界のサーキットと高速道路だ。

新型カマロは6世代目。新型では、全体の70%の構造部品をカマロのために専用開発。新型には、GMの「アルファ」と呼ばれるアーキテクチャを導入。このアルファは、欧州のプレミアムブランドに対抗するために開発された。また、内外装をはじめ、前後サスペンション、パワートレイン部品などを一新。先代の5世代目カマロから引き継がれるのは、テールランプパネルのシボレーのエンブレム程度となる。

さらに新型では、先代比で、少なくとも90kg軽量化。先代比で90kgもの軽量化を実現するための大きな手段が、アルミ素材の積極的採用。新型では例えば、インパネ内のビーム材を、鉄からアルミに変更。4.2kg軽量化した。前後サスペンションのアセンブリーもアルミ化。一部グレードのリンクは、アルミよりも軽量な複合素材化した。

米国仕様には、新開発の自然吸気の直噴3.6リットルV型6気筒ガソリンを設定。最大出力は335hp、最大トルクは39.3kgmを発生する。シボレーによると、セグメントのV6自然吸気エンジンの中で、最もパワフル。このエンジンには、気筒休止システムが導入され、燃費性能にも配慮する。

今回、シボレーは、新型カマロの開発段階で、世界の有名8サーキットにおいて、テストを行い、チューニングを煮詰めたと発表。この中には、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースも含まれる。また、速度無制限区間で知られるドイツの高速道路、アウトバーンでも、新型の開発を行ったと明かしている。

《森脇稔》

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