フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、『パサート』および『パサート ヴァリアント』をフルモデルチェンジし、7月16日より販売を開始する。
8世代目となる新型パサートは、フォルクスワーゲン グループの新しいモジュラー戦略「MQB」に基づいて開発。MQBモデルとして全面的に再設計されたことで、全長はほぼそのまま、ホイールベースは80mm伸長。前後オーバーハングが短くなり、ノーズの比率が長くなったことで、より伸びやかでダイナミックなプロポーションを実現した。
ホイールベースを大幅に延長したことで室内長は33mm拡大。広く快適なキャビンを実現したほか、パサートは586リットル、パサート ヴァリアントは650~1780リットルというクラストップクラスのラゲージスペース容量を確保した。
搭載する1.4リッターTSIエンジンも、MQB設計の新世代ユニットに進化。アルミクランクケースを採用して重量を削減し、出力、トルクも従来型より28ps、50Nm向上して 150ps、250Nm を発揮する。
軽負荷走行時に4気筒のうち2気筒を休止させるアクティブシリンダーマネジメント(ACT)、スタート/ストップシステムとブレーキエネルギー回生システムからなる「BlueMotion Technology」を全車に採用。高効率の7速DSGとの組み合わせで、20.4km/リットル(JC08モード)の低燃費を実現した。
さらに、追突防止のためのプリクラッシュブレーキシステム、安全な車線移行のためのレーンチェンジアシストシステム、後退時の事故防止のためのリヤトラフィックアラートを全車に標準装備するなど、安全性能も大幅に高めている。
価格はパサートが329万円から460万9800円、パサート ヴァリアントが348万9900円から480万9700円。