【新聞ウォッチ】日産ゴーン社長、安倍政権と黒田総裁を称賛「120円は輸出を増やす好機」

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日産自動車 カルロス・ゴーン社長兼CEO(資料画像)
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年7月17日付

●安保法案衆院通過、集団的自衛権容認、戦後の政策転換今国会成立へ(読売・1面)

●「国内生産増やす」ゴーン社長、円安受け(読売・10面)

●「新国立」抜本見直し、政府検討、国際公募含め(毎日・1面)

●企業とスポーツ,応援で地域一体、活力に、ホンダ八郷隆弘社長(毎日・7面)

●交通ICカード「空白県」解消へ、国交省共通システム開発支援(産経・10面)

●クルマの未来、VWの挑戦、日本独自の広告戦略着手、「パサート」発売(産経・11面)

●生活支援ロボット、トヨタ、開発へ新組織(産経・11面)

●車免許病状申告11万人、改正道交法1年、運転不可は1415件(産経・28面)

●堀場雅夫氏死去、堀場製作所の創業者(日経・1面)

●車世界販売米頼み鮮明、1~6月、新興国軒並み低調(日経・6面)

●GM、タイで人員2割削減(日経・9面)

●輸入車、VWが首位攻防戦、割安感でベンツに対抗(日経・13面)

●自動車株に急ブレーキ、世界景気くすぶる不安(日経・18面)

ひとくちコメント

大胆なパフォーマンスとともに相手を説得させる強気の“ゴーン節”を久しぶりに聞いた。全国各地から約250人の会員が集まった日本商工会議所主催の懇談会で日産自動車のカルロス・ゴーン社長が「日本を支えるイノベーションとリーダーシップ」をテーマに講演を行った。

きょうの読売などが取り上げているが,講演の中でゴーン社長は為替動向について「安倍政権、日銀の黒田総裁のおかげで、為替レートは輸出ができる妥当な水準になった」と称賛。「1ドル=75円や80円の超円高の厳しい時期もあり、100円以下ではハンディキャップになって輸出ができなかったが、現在の120円台の為替レートは競争力があり、輸出する好機」と楽観的な見方を示した。

さらに、「日本には優れた品質、人材、コスト力などの面でしっかりした生産拠点があり、今後はもっと輸出を増やしていく」と述べた。

国民の理解を置き去りにしたまま安保法案を強行採決するなど、安倍内閣の支持率は低下傾向にあるが、これまでの超円高で身動きが取れなかったゴーン社長にとっては、久しぶりに強気の“ゴーン節”を蘇らせた恩人でもあるようだ。

《福田俊之》

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