欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは7月15日、2015年上半期(1-6月)の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は22万2900台。前年同期比は2.4%増だった。
上半期の市場別実績では、西欧が信用不安を抜け出し、前年同期比5%増の15万1100台と回復。とくに、地元ドイツが、4.1%増の5万8300台と堅調だった。
一方、東欧は1万5200台にとどまり、前年同期比は18.9%減。南米も、10.9%減の1万7900台と落ち込む。とくにブラジルが、35.1%減の6100台と後退。中東は1万6100台を売り上げ、前年同期比は44.1%の大幅増。
車種別では、「Tシリーズ」の『T5』が、前年同期比8.8%増の8万8800台。『キャディ』は0.5%増の7万3900台だった。『アマロック』は5.6%減の3万6700台。『クラフター』は5.3%増の2万3700台だった。
2014年のフォルクスワーゲン商用車の世界販売台数は44万4900台。前年比は2%増だった。フォルクスワーゲン商用車部門のブラム・スコット取締役は、「フォルクスワーゲン商用車ブランドは、手堅い成長を達成した」と述べている。