【VW パサート 新型発表】次世代プラットフォームがもたらした高い居住性・使い勝手

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VW パサートヴァリアント R-Line
VW パサートヴァリアント R-Line 全 16 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン『パサート』は、新型『ゴルフ』に続き、次世代プラットフォーム“MQB”を採用。軽量化やパッケージングなど多くのメリットが享受されているという。

ボディの軽量化について、フォルクスワーゲングループジャパンマーケティング本部プロダクト・マーケティング課プロダクトマネージャーの越知竜士さんによると、「本国仕様で最大85kg軽減。日本仕様ではフルスペックとなるハイラインで30kg程の軽量化に成功している」と述べる。

また、パッケージングにおいても「理想的なものになった」と越知さん、「実車を見ると大きくなったという印象を受けるかもしれないが、全幅が10mm大きくなり、全高は少し低くなった程度でスリーサイズはほとんど変わっていない」という。

では、印象が変わった理由は何か。それはホイールベースが80mm延長されたことが大きい。この延長は室内空間の居住性やラゲッジスペースの拡大に充てられた。「こういった基本的なプロポーションの見直しが可能になったのも、フレキシビリティのあるMQBモジュールを採用したからだ」と話す。

使い勝手の良さや高い積載性は歴代パサートが高く評価されていたポイントで、新型においてもそれは変わらない。先代と比較し、新型のセダンは586リットルで21リットル拡大。ヴァリアントは650リットルで47リットル(リアシートを倒した最大積載量は1780リットル)積載量が拡大した。

更に使い勝手を向上させるために、ワンタッチでバックレストを倒せるレバーがラゲッジルームに配されたほか、ハイラインにおいては、パワーテールゲートに、バンパー下のセンサーに足をかざすことで、テールゲートが開閉する機能、イージーオープン機能を追加。積載性、機能性とも大幅に向上したことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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