ホンダ、病院など対象に歩行訓練機器のリース販売を開始

自動車 テクノロジー 安全
Honda歩行アシスト
Honda歩行アシスト 全 6 枚 拡大写真

ホンダは21日、歩行のリハビリテーションを支援する歩行訓練機器「Honda歩行アシスト」を、全国の病院やリハビリテーション施設などを対象にリース販売すると発表した。

同社は、ヒューマノイドロボット「ASIMO」で培った歩行理論をもとに1999年から歩行アシストの研究を続けてきた。2013年からは台数限定で全国約50の病院や施設の協力のもと、先行使用をしており、機能の最適化を進めてきた。

Honda歩行アシストは、二足歩行理論である倒立振子モデルにもとづく効率的な歩行を誘導する機能を有し、医師・療法士の指導の下で歩行訓練に使用できる機器だ。独自開発の薄型モーターと制御システムを搭載することで、全幅約430~495mm、重量約2.7kgという小型軽量化を実現した。また、シンプルなベルト機構を採用し、より簡単に装脱着を可能とした。さらに、コントローラーとなるタブレット端末には、使用者ごとの歩行の特徴、訓練状況を可視化できる計測機能がついている。

訓練モードは、装着者の歩行パターンに合わせて歩行動作を誘導する「追従モード」、装着者の歩行パターンを基に左右の脚の屈曲、伸展のタイミングが対称になるように誘導する「対称モード」、歩行中の重心移動をスムーズに行う機能を回復できるようステップを誘導する「ステップモード」の3種類がある。

リース販売の開始は11月を予定しており、価格は1台あたり3年間のリース契約で月額4万5000円。

《村尾純司@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  4. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  5. 「リアウィンドウがない」のが斬新と評価! ポールスター『4』がデザイン賞の最高賞に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る