【鈴鹿8耐】意外と知らないレギュレーション…じつは中古タイヤを使うタイミングがある

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No.21YAMAHA FACTORY RACING TEAM
No.21YAMAHA FACTORY RACING TEAM 全 3 枚 拡大写真

7月26日午前11時30分。ついに鈴鹿8耐、決勝レースが始まる。今年はどんなドラマがあり、どんな笑顔、そしてどんな涙があるのか。楽しみは尽きない。

さて、ここで8耐のレギュレーションをおさらいしておこう。

まず、スターティンググリッドにならぶのは70台。金曜日に行われた66台が予選順位で決定し、4台が主催者推薦となっている。

今大会は84台がエントリーしたことから、14台が予選敗退となった。なお、予選敗退が出るのは2008年の第31回大会以来だ。

そして、ポールポジションから10番グリッドまでは、昨日土曜日に行われた『TOP10トライアル』で決定した。

YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/ポル・エスパルガロ/ブラッドリー・スミス)のポル・エスパルガロが、2分06秒000を記録し、ポールポジションを獲得。10番手までは以下の通りだ。

2015鈴鹿8耐 トップ10トライアル結果
1.YAMAHA FACTORY RACING TEAM(2分06秒000)
2.Team GREEN(2分06秒287)
3.MuSASHi RT HARC PRO(2分06秒335)
4.ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス(2分06秒516)
5.TEAM KAGAYAMA(2分07秒990)
6.F.C.C. TSR Honda(2分08秒076)
7.TOHO Racing with MORIWAKI(2分08秒382)
8.エヴァRT初号機TRICKSTAR(2分08秒950)
9.Honda DREAM RT桜井ホンダ(2分09秒409)
10.MotoMAP SUPPLY(2分11秒019)

決勝レース中に使用できるタイヤは、ドライレースの場合は前後合計で15本。レインタイヤに関しては使用本数に制限はない。

鈴鹿8耐では通常であれば、約1時間ごと=8セットのタイヤが必要になる。ドライでのレースであれば、どこかで1度、前後のどちらかに中古タイヤを装着することになるのだ。これほどのレースなのに中古タイヤを使うとは…。そこだけを聞くと、なんだか意外である。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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