三井ダイレクト損害保険は、10月1日以降始期契約より、自動車保険の改定を実施すると発表した。
今回の改定では、継続した回数に応じて保険料を割り引く、継続割引を導入。また、保険料算出のベースとなる参考純率の改定や商品改定を踏まえ、保険料水準を見直す。ただし、個々の契約条件によって改定率が異なるため、保険料が上がる場合もある。
また、搭乗者傷害保険・医療保険金の支払方法を変更。入院または通院した日数の合計が5日以上の場合に、被害を被った部位・症状に応じた金額を支払う方法から、部位・症状に関わらず一律10万円を支払う方法へ変更する。
保険料の算出項目については、契約車両を主に運転する人(記名被保険者)の「運転免許証の色」と、契約車両の「前年走行距離区分」「地域区分(契約車両の登録地)」を保険料算出項目に追加する。
ロードサービスについては、利用者が修理工場等を指定する場合のレッカーサービスの無料牽引距離を、30km限度から50km限度に拡大。またバッテリー上がり時のジャンピング作業、ガス欠時のガソリン10リットルサービスの利用回数を、「保険期間内において90日に1回」から、「保険期間中に1回」へ変更する。
そのほか、契約手続き開始時期を2か月前から75日前へ変更し、インターネットの取り扱い範囲に前年長期契約等を追加。また、運転者年齢条件「30歳以上補償」の廃止や、レンタカー費用特約を車両保険の付帯なく単独でセットできる条件へ変更するなど、補償・特約等の改廃も実施する。