スズキは7月29日、軽商用車『キャリイ』などのスペアタイヤキャリアフックに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
今回は、2014年7月31日付け届出番号「3406」のリコールで、対象範囲以外の車両および改善措置を実施した車両に同種不具合が発生したため、対象範囲と改善措置の内容を見直し、リコールを実施するもの。対象となるのは、スズキ『キャリイ』、日産『NT100クリッパー』、マツダ『スクラム』、三菱『ミニキャブ』の4車種で、2013年12月24日から2014年2月28日に製造された1万6366台。
スペアタイヤキャリアを固定するフックの溶接が不適切なため、当該溶接部が剥がれ、フックが脱落することがある。そのため、スペアタイヤキャリアが傾き、最悪の場合、走行中にスペアタイヤが脱落し、他の交通の妨げとなるおそれがある。
改善措置として、全車両、フック固定部の溶接状態を確認し、リコール届出番号「3406」の改善措置におけるフック固定部の追加溶接がないものについては、追加溶接を行い補強する。
不具合は2件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。