くら寿司の新サイドメニュー、酢飯を使った『すしやのシャリカレー』

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代表取締役社長の田中邦彦氏
代表取締役社長の田中邦彦氏 全 5 枚 拡大写真

 回転寿司チェーン「無添くら寿司」を運営するくらコーポレーションは29日、都内で新製品発表会を開催した。

 回転寿司店でありながらユニークな商品展開を行っているくら寿司は、これまでラーメンやスイーツなどを導入したことでも話題になっっている。今回は、カレーライスをメニューに加える。大手回転寿司チェーンとしては初として「すしやのシャリカレー」と商品名で31日から350円で販売開始する。

 代表取締役社長の田中邦彦氏は「今期も売上げ利益ともに予想を上回る好調な結果だった」として、その要因を商品開発力とサイドメニューへの取り組み、商品ひとつひとつの個性とした。そして今回の「すしやのシャリカレー」については、「大きな特徴をもった商品だ。(寿司において)最後に喉を通るのはシャリであり、シャリはすしネタ以上に大切。カレーライスは酢付けの添え物と一緒に食べると美味しい、酢と相性がいい」などとアピールした。

 経営戦略本部広報宣伝部マネージャーの中山圭氏は、回転寿司の業界は成長率が高いが、くら寿司は成長率が109%と業界平均の105%を上回っていると説明。ここでも成長要因をサイドメニューの拡充と話した。製造本部商品開発マネージャーの松島由剛氏は、「酸味は味をひきしめ後味をさっぱりさせる効果がある。カレーには26種類のスパイスと13種類の野菜と果物を使っている。完成まで100種類以上の試作を行った。今までで一番苦労した商品だ」などと苦労話を披露した。

 なお、松島氏によると一番こだわった点はルーだという。「今回の商品はしゃりで食べるというだけでインパクトがあると思うが、脂を極力おさえているのが特徴だ。脂を使えばコクも旨みもでる。それを使わずにヘルシーに、胃もたれせずに食べてもらうようにしている」とした。

 同社がサイドメニューを拡充していくのは、客単価をアップするなどの対策よりも客の囲い込みと維持に対応しているとみるのが正しそうだ。社長の田中氏も客単価に変化はないと話しており、いろいろなものを食べたいという需要と味へのこだわりに答えた結果だ。

 新商品の販売にあたってはCMも展開。北大路欣也が出演するCMが31日からオンエアとなる。

くら寿司、シャリを使ったカレー「すしやのシャリカレー」を350円で提供

《編集部@RBB TODAY》

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