ID・パスワード管理の実態調査…3割が不正アクセス被害

エンターテインメント 話題
イメージ
イメージ 全 5 枚 拡大写真

 総務省(情報セキュリティ対策室)は30日、ウェブサービスを提供する企業におけるID・パスワードの管理・運用実態について調査した結果を発表した。

【画像全5枚】

 調査期間は2月~3月で、金融・クレジットカード、通販・物品購入、オンラインゲーム、交通・運輸・旅行、情報配信・提供。通信・放送・報道、その他といった業種に該当する企業200弱に調査への協力を依頼。最終的に協力を得られた28社からの回答を集計した。

 それによると、回答企業の約3割が、なんらかの「不正アクセス被害」の経験があった。有料サービス提供企業に限定すると、被害率が5割にまで上昇した。

 「IDの初期値」については、約7割が事業者側で設定。半数近くが、ユーザが登録したメールアドレスを利用していた。また「パスワードとして利用可能な文字種」(大文字・小文字・数字・記号)について聞くと、約9割の会社が「3種類以上利用可能」とし、6割近くが「4種類利用可能」とした。「設定可能な最小文字列長」は5割以上が8桁以上だったが、1割強の企業で4桁以下だった。

 難読化対策であるパスワードの「ハッシュ化」については約6割が採用していたが、残る4割以上ではハッシュ化を行っておらず、無料サービスに限ると、7割がハッシュ化を行っていなかった。

 外部からの攻撃手法で見ると、同一IDに対してパスワードを変えながらログインを試す「ブルートフォース攻撃」対策(回数制限)は8割以上が実施していたが、同一のパスワードに対してIDを変えながらログインを試す「リバースブルートフォース攻撃」対策は約4割に留まっていた。

Webサービス企業のパスワード管理実態、総務省が調査結果を発表

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【BMW 120d 新型試乗】BMWのディーゼルが凄いことになっている!…中村孝仁
  2. トヨタ、新型スポーツカーを予告…12月5日ワールドプレミアへ
  3. アウディの5気筒エンジン、2026年に誕生50周年…最新の『RS 3』が伝統を継承
  4. 【2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤー】「今年の一台」はスバル・フォレスターに決定! 新ハイブリッドが決め手に
  5. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る