【ハーレー フォーティーエイト 試乗】ストリートで熱い視線を受けるカスタム…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
ハーレーダビッドソン XL1200X フォーティーエイト(北米仕様およびカスタムが施されているため、日本仕様と若干異なる)
ハーレーダビッドソン XL1200X フォーティーエイト(北米仕様およびカスタムが施されているため、日本仕様と若干異なる) 全 11 枚 拡大写真

ハーレーというとドッシリと重厚感のあるモデルを連想しがちだが、気軽に街でも乗れる軽快なモデルも数多く存在する。なかでもイチバン人気が『XL1200X フォーティーエイト』だ。

ご覧のとおり車体がスリム。低重心でシート高が低いから、地面に両足がベッタリ届き、取り回しに不安がない。

装備内容もカスタムテイストに満ちあふれている。アンダーマウントされたミラーや小振りな燃料タンク、ファットタイヤなど個性的なものばかり。1人乗り専用のソロシートをあえて備えて、車体全体を黒を基調としたダークカラーで統一しているのもカスタムトレンドを意識したもので、アメリカを走っていてもどちらかといえばヤング層に注目を浴びる。

肝心な走りはどうか。本場アメリカ・フロリダ半島を一周、約1600kmのツーリングに出たが、さすがに1200ccものビッグエンジンを搭載するだけあって、余裕のクルージングとでも言おうかパワー不足を感じることはない。

Vツインの鼓動に揺られながらのゆったりとした乗り心地で、飛ばさなくても乗っているだけでなぜか楽しい。

風を全身に受け止めるこのフィーリングは、日本で走ってもワイルドさ満点。ストリートで熱い視線を受けること間違いなし。普段は街乗り、週末はツーリングと、幅広い用途で活躍してくれそうだ。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
コンフォート:★★★
足着き:★★★★★
オススメ度:★★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説している。現在多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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