JR東日本、中央本線の新型特急「E353系」量産先行車を公開

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JR東日本が中央線の特急用として開発した新型電車E353系の報道公開が松本車両センターで行われた
JR東日本が中央線の特急用として開発した新型電車E353系の報道公開が松本車両センターで行われた 全 10 枚 拡大写真

JR東日本が中央本線の特急用に開発した新型電車「E353系」の量産先行車が8月2日、長野県松本市の松本車両センターで報道関係者らに公開された。同線の特急『スーパーあずさ』のE351系を置き換える目的で開発され、今後性能の検証などを行う。

【画像全10枚】

車体はアルミ製で、工業デザイナーの奥山清行さんが代表を務める「KEN OKUYAMA DESIGN」がデザインを担当。南アルプスの雪を表現した「アルパインホワイト」をベースとし、『あずさ』の伝統を受け継いだという紫色「あずさバイオレット」のラインが入った。縦型のヘッドライトが印象的な前面は「ストリームブラック」、側面の窓周りは松本城の青みがかった漆黒を表現したという「キャッスルグレー」で彩られている。車体幅は2920mmで、E351系の2843mmに比べやや広がった。

最高速度は130km/hで、車体を支える空気ばねの高さを調整することでカーブ通過時に車体を傾け、遠心力を緩和する「空気ばね式車体傾斜制御」をJR東日本の在来線特急で初めて採用。カーブでは車体を1.5度傾ける。振り子式のE351系と比べ、カーブでの乗り心地がより改善されるという。

編成は12両で、基本編成が9両、付属編成が3両の構成。号車番号は新宿寄りから1~3号車(付属編成)、4~12号車(基本編成)の順で、9号車がグリーン車となる。E351系は基本編成8両と付属編成4両の12両だったが、乗車率を考慮して編成の構成を変えた。

普通車、グリーン車とも全席にパソコンを置けるテーブルと電源コンセントを設けたほか、客室には空気清浄機を設置。室内照明はJR東日本の在来線特急として初めて、LED(発光ダイオード)の間接照明を採用した。デッキには防犯カメラも取り付けている。

編成全体での座席数は686席(普通車656人、グリーン車30人)で、ハンドル型車いす対応の大型トイレや多目的室を設置したことにより、E351系と比べやや減少した。

今回の車両は量産先行車のため、試運転の結果などによって仕様は変更する可能性があるという。今後は2016年1月末まで、車体傾斜装置など各種の試験を行う予定だ。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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