昭和電工、中国のレアアース会社を解散…需要減と価格下落で採算悪化

自動車 ビジネス 企業動向
昭和電工(webサイト)
昭和電工(webサイト) 全 1 枚 拡大写真

昭和電工は、中国でレアアース磁石を製造している子会社の包頭昭和稀土高科新材料(BSR)を解散すると発表した。

同社グループは、磁石合金事業で、中国国内にBSRとガン州昭日稀土新材料(GSR)の2拠点を展開している。BSRではこれまで、中国国内で原材料であるレアアースを調達し、日本と中国市場向けに磁石合金を製造・販売していた。

中国政府が磁石合金に課していた輸出税非課税措置が終了した2012年以降、日本国内向けの販売が大きく減少しており、BSRの業績が悪化している。さらに、レアアースの使用量を減らしたモーターの開発などが加速、今後も中国産レアアースの需要減少が見込まれており、価格下落も続いている。

共同出資者と協議してきた結果、今後の事業継続は困難と判断し、BSRを解散することを決定した。今後、中国国内での磁石合金の製造・販売は、GSRに集約する。

昭和電工グループは、新世代レアアース合金の開発を加速するとともに、中国国内での販売を強化するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  3. ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
  4. ランボルギーニ、全長30mの新型ヨット「101FT」発表…3エンジンで7600馬力
  5. BYDの3000馬力EV『YANGWANG U9』、496.22km/hで世界最速市販車に…ブガッティ『シロン』超えた
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る