昭和電工、中国のレアアース会社を解散…需要減と価格下落で採算悪化

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昭和電工は、中国でレアアース磁石を製造している子会社の包頭昭和稀土高科新材料(BSR)を解散すると発表した。

同社グループは、磁石合金事業で、中国国内にBSRとガン州昭日稀土新材料(GSR)の2拠点を展開している。BSRではこれまで、中国国内で原材料であるレアアースを調達し、日本と中国市場向けに磁石合金を製造・販売していた。

中国政府が磁石合金に課していた輸出税非課税措置が終了した2012年以降、日本国内向けの販売が大きく減少しており、BSRの業績が悪化している。さらに、レアアースの使用量を減らしたモーターの開発などが加速、今後も中国産レアアースの需要減少が見込まれており、価格下落も続いている。

共同出資者と協議してきた結果、今後の事業継続は困難と判断し、BSRを解散することを決定した。今後、中国国内での磁石合金の製造・販売は、GSRに集約する。

昭和電工グループは、新世代レアアース合金の開発を加速するとともに、中国国内での販売を強化するとしている。

《レスポンス編集部》

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