トヨタ、第1四半期営業利益は9%増の7560億円と過去最高

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トヨタ自動車 大竹哲也常務役員
トヨタ自動車 大竹哲也常務役員 全 2 枚 拡大写真

トヨタ自動車が8月4日に発表した2016年3月期の第1四半期(4-6月期)連結決算は、日本の市場低迷を北米販売や円安効果でカバーし、営業利益は前年同期比9%増の7560億円と、同期では過去最高になった。

第1四半期の連結世界販売は6%減の211万4000台にとどまった。日本は7%減の47万台となったが、最大の販売先である北米が3%増の72万9000台と好調だった。対ドルで円安が進んだ為替の影響は、営業損益段階で1450億円もの増益要因となった。

純利益は10%増の6463億円で、全ての四半期を通じて最高だった。通期予想は第1四半期までの為替影響を反映して売上高は期初時点より3000億円上方修正したものの、営業利益は2兆8000億円(前期比2%増)の期初数値を据え置いた。都内で会見した大竹哲也常務役員は「営業増益となったが連結販売台数の減少はきつかった。ただし研究開発費の増強など競争力強化への備えは抜かりなくできた」と評価した。

《池原照雄》

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