太田昭宏国土交通相は8月4日の閣議後会見で、訪日外国人の増加に伴う成田空港の機能強化について「外国人旅行客が2000万人を遙かに超える場合は、3本目の滑走路整備、夜間飛行制限の緩和などが必要だ」との認識を示した。
訪日外国人が急速に増加していることについて、太田国交相は「2020年に2000万人をどう受け入れるかが昨年までの課題で、発着枠拡大などを行った、その後、2000万人を遙かに超える場合は、さらなる機能強化が必要だという認識をしていた。外国人旅行客が遙かに増えるということなら、検討を急ぐ必要がある」と述べた。
一方で国交相は「環境問題や周辺地域のまちづくりにも密接に関係する。国と地元との二人三脚で取り組まないと実現できない」と述べ、地元自治体との協議を進めていく考えを示した。