米国の自動車大手、フォードモーターが2016年、ルマン24時間耐久レースに投入する新型フォード『GT』。同車のシェイクダウンテストの様子が、ネット上で公開されている。
新型フォードGTは2015年1月、デトロイトモーターショー15で初公開。2006年の生産終了以来、9年ぶりに復活を果たした。時代の要請に応え、新型は環境性能に配慮したスーパーカーとして登場。
ミッドシップには、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンを、2個のターボで過給した新開発の「エコブースト」ユニットが収まる。最大出力は、600hp以上。トランスミッションは7速デュアルクラッチで、トランスアクスルレイアウトを採用した。
フォードモーターは、この新型フォードGTを擁し、2016年のルマン24時間耐久レースへの参戦を発表。1966年のルマンでの勝利から、50周年のタイミングでの復帰となる。なお、新型フォードGTは、ルマンの「LM GTE Pro」クラスに投入。WEC(世界耐久選手権)や、米国のチュードル・ユナイテッド・スポーツカー選手権にも参戦する計画。
7月末、フォード・パフォーマンスは、新型フォードGTのシェイクダウンテストの映像を、公式サイトを通じて配信。優れたパフォーマンスを披露している。