【VW ゴルフ オールトラック 発売】1.8リットルエンジン搭載の理由は4WDにあり

自動車 ニューモデル 新型車
VW ゴルフ オールトラック
VW ゴルフ オールトラック 全 8 枚 拡大写真
日本にも導入が開始されたVW『ゴルフ オールトラック』は、1.8リットルTSIエンジンと、6速DSG、そして最新の四輪駆動システム4MOTIONで構成されている。

このエンジンは、ゴルフシリーズでは初採用となるものだ。エンジンの最高出力は180馬力。1350回転から最大トルクの280Nmを発生する。これに湿式多板の6速DSGを組み合わせることで、「オンロードのみならず、大きなトルクを求められるラフロード走行でも力強い走りを実現している」と説明するのは、フォルクスワーゲングループジャパンマーケティング本部プロダクトマーケティング担当部長の新道学氏だ。

アイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムをはじめとした、ブルーモーションテクノロジーの結果、14.7km/リットルの燃費を実現した。

このパワートレインが選ばれた背景について新道氏は、「4MOTIONの場合、本国ではディーゼルが主流。ガソリンのパワートレインを考えるにあたり、1.4リットルTSIではちょっと非力。2.0リットルTSIエンジンでは、価値が上がり過ぎて高い値段設定にせざるを得ないことから、一番パワーバランスが取れているものとして1.8リットルエンジンを採用した」とコメント。燃費についても、「一昔前の四輪駆動モデルと比較をすると比較的良い値ではないかと思う」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
  3. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  4. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  5. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る