【新聞ウォッチ】ガス欠ご用心! 高速道から消えた給油所、100km超「空白区間」全国83か所

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年8月10日付

●マレー機残骸4000キロ漂流、不明1年半で発見、墜落の「謎」解明に期待(読売・4面)

●社説、スカイマーク空の寡占化が心配だ(毎日・5面)

●高速道給油空白83か所、帰省ラッシュ注意を(東京・3面)

●研究開発費3社に1社最高額、トヨタ1兆円超す(日経・1面)

●欧州自動車生産が復調、内需増、投資も活発(日経・7面)

ひとくちコメント

先週8月7日から17日まで11日間もの夏季休暇に入った日産自動車をはじめ、ロングサマーバケーションに突入した企業も多い。

企業ニュースも夏休み状態で例年この時期は気になる記事を探すのもひと苦労だ。そんな中、帰省や行楽をマイカーで出かけようとしている人にはちょっと心配な記事が目に入った。

きょうの東京と日経が報じているが、全国の高速道路で、ガソリンスタンド(GS)間の距離が100km以上ある「空白区間」が4月時点で83か所にのぼることが国土交通省の調査で分かったそうだ。

例えば、北関東、上信越自動車道の笠間-横川間は174kmもGSがなく、空白区間は地方部を中心に、150km以上も給油ができない区間も全国で16か所にも及んでいるという。

若者を中心にマイカー離れの加速や低燃費のエコカーの普及でガソリン需要が低迷。7月末には石油元売り国内2位の出光興産と5位の昭和シェル石油が、2016年をめどに経営統合することで基本合意したばかり。小売りのGSの経営環境も厳しさを増しており、サービスエリア内のテナント事業者の確保が難しく、撤退が相次いでいるからだという。

空白区間は地方部を中心に多いようで、お盆の帰省ラッシュがピークを迎える前に、ガス欠を引き起こさないためにも早めの給油は欠かせないばかりか、ドライバーは給油所のチェックも必要になるだろう。

《福田俊之》

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