横浜ゴムは8月10日、2015年1-6月期(第2四半期・累計)の連結決算を発表した。
それによると、売上高2963億3500万円(前年同期比+4.4%)、営業利益253億1400万円(+7.3%)、経常利益は239億3100万円(+5.9%)、純利益は162億3500万円(-9.6%)。売上高、営業利益、経常利益は過去最高を達成した。
主力のタイヤ事業は、売上高2317億円(+4.4%)、営業利益193億円(+4.5%)の増収増益となった。国内向けは新車用・市販用ともに低調だったが、海外は、欧州、ロシア、中国が好調だった。そのほか、MB事業(マルチプル・ビジネス)は工業資材事業のマリンホースやゴム支承に加え、航空部品事業が伸びた。原材料価格の低位での推移や為替円安も利益を押し上げた。
なお、前年同期に固定資産および投資有価証券の売却益40億円を特別利益として計上していたため、純利益は9.6%のマイナスとなった。
通期業績見通しについては、売上高と営業利益は2月公表値の6730億円、640億円を据え置いたが、経常利益と当期純利益は為替を中心とした営業外収支の改善に伴い上方修正。経常利益は50億円プラスの595億円、当期純利益は30億円プラスの390億円を見込む。