ヤンマーは、小形エンジン事業本部びわ工場(滋賀県長浜市)で小形産業用ディーゼルエンジン累計生産台数が500万台を達成した。
びわ工場は、立形水冷ディーゼルエンジンの同社グループのマザー工場として、1995年に操業を開始して以来、自働化率を高めた独自生産技術をベースに、顧客ニーズに細かく対応する多品種・少量生産工場としての役割を持つ。
先進各国・地域での厳しい排出ガス環境規制へ、産業用エンジン業界内で率先して取り組むとともに厳しい環境規制を他社に先駆けてクリアするエンジンを生産してきた。
2012年6月には、米国CARB排出ガス規制(4次)認証を、19~56kWのエンジン出力クラスにおいて世界で初めて取得した。また、同時に同国EPA4次規制の認証も取得している。
2013年7月には、19kW~37kWの出力範囲で、世界で最も厳しいディーゼルエンジン排出ガス規制である、スイス連邦のOAPC認証を世界で初めて取得している。
同社では、びわ工場での累計生産500万台の達成をヤンマーグループとしても大きな節目ととらえ、国内外市場で、顧客の声を真しに受け止め、先進的な環境対応技術をタイムリーに商品開発へ反映していくとしている。