【アジアクロスカントリーラリー15】アウトランダーPHEV、エアコン系トラブルでSS途中キャンセル

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エアコン系統トラブルによりSS途中離脱となった三菱 アウトランダーPHEV(アジアクロスカントリーラリー15)
エアコン系統トラブルによりSS途中離脱となった三菱 アウトランダーPHEV(アジアクロスカントリーラリー15) 全 10 枚 拡大写真

8月12日。「ツーアンドフォー モータースポーツ」の『アウトランダーPHEV』はアジアクロスカントリーラリー4日目、第4レグを迎えた。

【画像全10枚】

第4レグはスコータイからプレーまで、269kmのリエゾンと244kmのSSとの合計500km強となる走行が予定されていたが、SS途中の川が増水したため、一部のコースで迂回措置がとられ若干距離が短くなった。

アウトランダーPHEVはSSスタートまで順調に移動をこなしたが、SSでスタートしたとたんにエアコンが効かなくなるというトラブルが発生した。旧来のクルマであれば、ドライバーが窓を開けて走るなどで対処が可能だが、アウトランダーPHEVの場合はエアコンを使ってバッテリーの冷却をしているため、エアコンがダウンしてしまうとシステム全体に大きな影響を及ぼすことになる。

競技車のアウトランダーPHEVも同様で、バッテリーのワーニングランプが点灯し、フェールセーフが働きスピードが上がらなくなってしまった。エアコンの破損は一昨日のガラスが割れたときのクラッシュ時に、コンデンサータンクが押されてしまったことが原因だった。コンデンサータンクがほか部品の接触し、走行している間に徐々に擦れて穴が開き冷媒が漏れてしまった。

この日のSSは途中で離脱し、ターマック路を使って宿泊先のホテルまで移動。ホテル近くの現地三菱ディーラーに駆け込んだ。現地ディーラーのメカニックがコンデンサータンクを調達し交換。無事にラリーに復帰できる状況となった。SS3の順位は総合22位、クラス1位。オーバーオールでの順位は総合21位、クラス1位。

青木孝次選手は「いきなりのダウンでびっくりしたが、無事に修復されてよかった。明日はいいラリーができると思う」と語った。

三菱自動車工業・技術サポートチームの田中泰男リーダーは「今まで想定していなかったことが次々に発生する。市販車の開発にも役立つ内容なので、しっかりとトラブルを受け止めたい。そして何より快くエアコンの修理を手伝ってくれた、現地三菱ディーラーに感謝。同じグループとしての絆を感じた」と語った。

明日の第5レグはプレーのホテルから出発、同じプレーのホテルに戻るというスケジュール。当初予定されていたSSは川の増水のために短縮され、全行程300km弱となる予定。

注:リザルトについては、細かく修正が行われるため、チェックした時間などにより順位が入れ替わることがあります。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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