赤川鉄橋から新大阪駅まで1時間…おおさか東線、真夏の工事現場を歩く

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複線の線路が整備された、城東貨物線の赤川鉄橋。かつては写真左側の線路のスペースに木造の人道橋「赤川仮橋」が設けられていた。
複線の線路が整備された、城東貨物線の赤川鉄橋。かつては写真左側の線路のスペースに木造の人道橋「赤川仮橋」が設けられていた。 全 28 枚 拡大写真

片町線貨物支線(城東貨物線)を複線化・電化して旅客線化を図る、JR西日本のおおさか東線。南区間の放出(大阪市鶴見区)~久宝寺(大阪府八尾市)間9.2kmが2008年に開業しており、北区間の新大阪(大阪市淀川区)~放出間11.1kmも工事が最盛期を迎えている。

2019年春の開業を目指し工事がすすむ北区間の、新大阪駅から淀川橋りょう(赤川鉄橋)までの間では、新たな橋りょうや駅、高架橋が出現し、景色が一変した。写真28枚で見ていこう。

新大阪駅東口からタクシーで10分。城東貨物線の人気スポットだった赤川鉄橋の前で下車し、おおさか東線の淡路駅や西吹田駅(ともに仮称)を見ながら歩く。新大阪駅まではおよそ5km、歩いて1時間という距離だ。

もともと複線分の幅があった赤川鉄橋は、淀川上流側に「赤川仮橋」と呼ばれた木造の人道橋、下流側に単線の線路が敷かれていた。現在は複線化工事がほぼ終了し、人道道は消え、複線の線路ができあがっている。

この赤川鉄橋をスタートし、おおさか東線の線路沿いを新大阪方面へ向けて歩くと、都市計画道路を跨ぐ歌島豊里線架道橋や、阪急淡路駅に隣接するおおさか東線の淡路駅などが見えてくる。城東貨物線時代から続く線路と、コンクリートで固められた複線追加部分の“コントラスト”も確認できる。

東海道新幹線の高架下をくぐり、神崎川にさしかかると、城東貨物線の神崎川橋りょうの隣に、おおさか東線の神崎川橋りょうが見える。おおさか東線は城東貨物線を流用する形で整備が進められているが、ここから新大阪駅までのルートは城東貨物線から外れ、新しい線路を建設する必要があるためだ。

この辺りでおおさか東線は左に大きなカーブを描き、東海道線に合流。このカーブの途中に西吹田駅(仮称)が整備される。

おおさか東線の整備にあわせ、新大阪駅の在来線ホーム増設工事も進行中だ。ホームの延伸やエスカレーター・階段設置などの工事が見える。新大阪駅で2~3時間の余裕があれば、こうした工事区間をトレースしながら“真夏のウォーキング”も体験できる。途中、阪急淡路駅周辺や、JR東淀川駅付近の下町風情のなかでひとやすみもいい。

《レスポンス編集部》

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