【新聞ウォッチ】世界経済“夏バテ” NY株続落10カ月ぶり1万7000ドル割れ、原油も40ドル割れ目前

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年8月21日付

●車鋼板6%値下げ、トヨタと鉄鋼大手が合意(読売・8面)

●レクサスSUVに旗艦モデルを追加(読売・8面)

●段差のない道順スマホで案内、五輪へ向け車いす支援(朝日・1面)

●スズキ本格HV年内にも発売へ(朝日・6面)

●米本社テキサスへ、トヨタなどカリフォルニアから移転、税金・労働コスト安く(毎日・4面)

●自動運転車加速、成長市場の主導権争い、独高級3社タッグ(毎日・7面)

●「アウディTT」9年ぶりに刷新(毎日・7面)

●自動車税のグリーン化特例、適用期限1年延長検討(産経・11面)

●NY株、一時240ドル下げ、アジア・欧州の株安影響(産経・11面)

●中国、生産調整が拡大、日立建機工場の稼働半分に、独VW販売落込み減産(日経・1面)

●原油40ドル割れ目前、供給過剰、下値試す(日経・3面)

●インドネシアで自動車ショー、ホンダ、新型SUV投入(日経・9面)

●三菱自年100~150億円 米生産撤退で営業増益効果(日経・15面)

ひとくちコメント

中国経済の減速と原油価格の落込みなどで世界経済の先行き不透明感が強まる中、再び「世界同時株安」の様相を呈してきたようだ。

きのうは大幅に反落した上海株式市場とともに、東京株式市場でも2万円割れ寸前まで落ち込むなど、アジアや欧州の主要株式市場が軒並み下落した。さらにニューヨーク株式相場でも大幅続落。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日の終値に比べて350ドル以上急落、約10カ月ぶりに1万7000ドルを割り込んだ。ハイテク株中心のナスダック総合指数も売りが膨らみ141ポイント以上の下落となった。

きょうの各紙には最終版の締め切りとの時間差があるため、ニューヨーク市場の終値は報じられない。それでも産経などは「NY株、一時240ドル下げ」などと経済面で大きく取り上げていたが、終値は見出しとなったその「240ドル下げ」よりもさらに110ドル以上も下落したことになる。

下落に歯止めがかからないのは株価ばかりではない。きょうの日経は「原油価格が下げ足を速めている」と「過去1年で半値以下。1バレル40ドル割れが目前に迫る」と報じている。下落の理由は「米国のシェールオイルの台頭とドル高を受け世界的な供給過剰に歯止めがかからないため」で「新興国の減速懸念も強く、下値を試す相場展開が続く」と伝えている。

《福田俊之》

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