本州~北海道間の夜行列車、少なくとも2月までは運行

鉄道 企業動向
『はまなす』は一部の日を除き、少なくとも来年2月28日までは運行される。3月以降の運行計画は後日案内される。
『はまなす』は一部の日を除き、少なくとも来年2月28日までは運行される。3月以降の運行計画は後日案内される。 全 2 枚 拡大写真

JR東日本とJR北海道は8月21日、本州~北海道間を結ぶ夜行列車について、10月から2016年2月までの運行計画を発表した。北海道新幹線の部分開業(本年度末)を控えて存廃が注目されている臨時寝台特急『カシオペア』と急行『はまなす』は、少なくとも2月までは運行される。

青森~札幌間の急行『はまなす』は、北海道新幹線と線路を共用する青函トンネル区間での地上設備最終切替と事前確認実施のため、年末年始と2016年2月に上下計8本の列車が運休する。運休日は下り青森発が12月31日、2016年1月1日、2月14・21日。上り札幌発は12月31日、2016年1月1日、2月13・20日に運休する。

このほか、北海道新幹線の検査・試験と訓練運転などの実施に伴い、上り札幌発の運行時刻変更を引き続き実施する。所定の運行時刻は札幌22時00分発~函館2時52分着・3時22分発~青森5時39分着だが、函館~青森間のみ函館3時56分発~青森6時19分着になる。これにより新青森6時17分発の東北新幹線『はやぶさ4号』には連絡せず、新青森6時49分発の『はやぶさ8号』に連絡する形になる。

上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』は、期間中に下り上野発62本と上り札幌発62本の計124本が運行される。上野発は原則として毎週日・火・金曜日に運行するが、10月16・18・20日と2016年1月1日は運行せず、2016年1月2~6日は土・月・水曜日の2・4・6日に運行する。札幌発は毎週月・水・土曜日の運行だが、10月17・19・21日と2016年1月2日は運行しない。また、1月3~7日は日・火・木曜日の3・5・7日に運行する。

北海道新幹線は新青森~新函館北斗間が本年度末(2016年3月)に開業する予定。青函トンネルとその前後の区間では、1988年に開業した在来線(海峡線)と線路を共用する形になる。新幹線列車主体の路線となることから、3月の新幹線開業後の『はまなす』『カシオペア』の去就も注目されているが、JR東日本とJR北海道は、今回の発表では「(2016年)3月以降の運転計画は、決まり次第お知らせします」と述べるにとどめている。

一方、今年3月のダイヤ改正で臨時列車になった寝台特急『北斗星』は、8月22日の札幌発をもって臨時列車としての運行も終了する。

《草町義和》

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