【スーパーフォーミュラ 第4戦】ポイント首位の石浦宏明がポール獲得…可夢偉は予選3位

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石浦宏明がSFもてぎ戦のポールを獲得。
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22日、全日本選手権スーパーフォーミュラ(SF)第4戦の公式予選がツインリンクもてぎ(栃木県)のロードコースで実施され、現在ポイント首位の石浦宏明が2戦ぶり2度目のポールポジションを獲得した。小林可夢偉は3位。

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全7戦のカレンダーにおける折り返し点となるレース、舞台はブレーキングとトラクションのかかりが特に重要視されるもてぎである。SFにはトヨタとホンダがエンジンを供給しているが、規定に沿って今回から両陣営とも今季後半戦仕様へとバージョンアップ、勢力図が変化する可能性もはらんだ状況でレースウィークが始まった。

予選日の天候は晴れと曇りを行ったり来たり。日差しが強まると暑さも増す状況で、温度的には予選終盤の14時10分頃で気温32度、路温42度という情報があるが、太陽が隠れているか否かで変動もあったような印象だった(路面はドライ)。そのなかで、3段階ノックアウト方式の予選では厳しいタイム攻防が展開されていく。19台参加のQ1を勝ち抜いた14台が競うQ2では、トップから0.357秒遅れでも9位ノックアウトという熾烈な戦い様が演じられたほどだ。

今季第2戦岡山で自身初ポールを獲得し、決勝でも初優勝を飾った石浦(#38 P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)はその時点でドライバーズポイント首位に立ち、第3戦富士でも3位に入ってその座をキープした。そして、この日の朝のフリー走行でも2番手タイムと好調持続を示したかに見えたが、本人は「タイムは2位でも(内容的には)TOM’SやIMPULに負けていると感じていました」との旨をのちに語っている。

そこで石浦は「エンジニアと話し合って、マシンのセットアップをちょっと変えていきました」。迎えた予選Q1では「中古タイヤでのタイムはトップだったんですが、ニュータイヤを履いた時のタイムがあまり伸びなかった(6位)」ものの、「(路面にタイヤのラバーが載ってグリップが上がる)Q2~Q3に向けてクルマのフィーリングが良くなる方向だと感じられたので、あまりクルマには触りませんでした」。好調な選手&陣営ならではの、先を読んだ判断である。これがピタリと当たり、石浦はQ2~Q3と連続トップタイムをマーク、2戦ぶり2度目のポール獲得を果たした。

この日の昼、SF主催団体のJRPが毎戦実施しているメディア懇親会「サタデーミーティング」に立川祐路監督(SUPER GTでは現役、石浦とのコンビで参戦中)とともに出席した石浦は、今季好調の要因のひとつに「ポイント首位でも、ガチガチなプレッシャーはなく戦えている。これから先も楽しみです」と、チームの雰囲気の良さを挙げ、立川監督も「もちろんチーム全員が必死に戦っているけど、そのなかで楽しめてもいる。そういう、いい空気がありますね」と同調した。雰囲気の良さが好結果を呼び、好結果が雰囲気をさらに良くする、石浦陣営は今まさしく好循環の状況にあるようだ。

充実ぶりを誇示するポール獲得で、石浦は選手権ポイント「1」を新たに加算、現段階で後続との差を「3」に広げている。接戦のSFではポールの1点も貴重。石浦は明日の決勝で2勝目を挙げ、さらにリードを広げたいところだ。

予選2位はホンダ勢最上位の野尻智紀(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。そして3位には小林可夢偉(#8 KYGNUS SUNOCO Team LeMans/トヨタ)が続いたが、野尻と可夢偉からは「また石浦に負けて悔しい」との旨が異口同音に聞かれた。それもそのはず、この3人の顔ぶれは石浦が勝った第2戦岡山の決勝トップ3と同じなのだ(当時は可夢偉2位、野尻3位)。

とはいえ、野尻も可夢偉も朝の手応えからはトップ3など望めそうにない順位からの、見事なジャンプアップだった。特に可夢偉は12年ぶりというもてぎ、「朝のフリー走行(16位)では、クルマが良くないのか、自分の走りが良くないのかが分からないくらい」の状況だったが、そこから「セットアップをガラッと変えて臨みました」という予選でQ1トップ通過、そしてQ3まで勝ち進んで3位を得た。「まだ何が起こっているのか分からないような状態ですが、かなりバタバタしたなかでのセット変更が結果に結びついたんだと思います」。不慣れなコースでの戦いが続く可夢偉。でも、今日のような圧巻のパフォーマンスがファンの視線を集めるのだろう。明日の決勝では2度目の表彰台獲得、そして初優勝に期待がかかる。

予選4~7位には、朝の段階で石浦が最警戒していた2陣営、もてぎで特に強いTOM’SとIMPULの4台が並んだ。彼らの決勝巻き返しも興味深いところとなる(順位は以下の通り)。

4位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(#19 LENOVO TEAM IMPUL/トヨタ)
5位 中嶋一貴(#1 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)
6位 アンドレア・カルダレッリ(#20 LENOVO TEAM IMPUL/トヨタ)
7位 アンドレ・ロッテラー(#2 PETRONAS TEAM TOM’S/トヨタ)

エンジン対決今季第2章という意味では、Q3進出台数が6対2と、トヨタ優位は変わらない状況に見えた。これが決勝でどう変化するか、しないかも楽しみだ。予選におけるホンダ勢2番手は8位の山本尚貴(#16 TEAM 無限)。

SF第4戦もてぎの決勝レースは明日(23日)の午後3時にフォーメーションラップスタート予定。52周、約250kmの戦いとなる。

《遠藤俊幸》

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