【VW ゴルフ R ヴァリアント 試乗】洗練と高性能が生むクルマの味わい深さ…島崎七生人

試乗記 輸入車
VW ゴルフ R ヴァリアント
VW ゴルフ R ヴァリアント 全 12 枚 拡大写真

“底なし”の高性能ぶりと快適な走りはハッチバックで経験済み。その“R”が、新たにワゴンのヴァリアントにも登場した。“史上最強のゴルフのワゴン”という謳い文句が本当かどうか試すべく、キーを受け取った。

【画像全12枚】

運転ポジションはやや低めにとるとシックリきた。シートは実にいい。肩/背中/腰/大腿と均一に的確に支えてくれるからだ。僅かにフラットボトムだが、ステアリングもリムが大袈裟に太過ぎず、自然な操作感を実現しており、もちろん超スムースなタッチをもつ。

走り出して、やはり乗り心地のよさを実感。ボディの揺れはハッチバックより幾分か大きめ。だが荒れた舗装道でもショックは拾うがそれを伝えないところが秀逸。国産スポーティ系ワゴンの通例と較べ、ずっと洗練されている。ブレーキのタッチも極上。踏力に対し誤差ゼロの制動力を発揮してくれる。

280ps/38.7kgmの2リットル・インタークーラーターボ+6速DSG、4MOTIONのパフォーマンスは唸らされるばかり。通常の走らせ方ならごくスムースで柔軟だが、試しに「ドライブモード付きDCC」を“レース”に切り替えると、エンジンは6500rpm手前まで鋭い吹け上がりを見せ、4輪のバランスのいい接地感と駆動力配分で、レインボーブリッジのループも安定しきって駆け抜けた。スロットルの開け具合に応じて高まる排気サウンドは心弾ませてくれる。標準の『ゴルフ』に対し、クルマの味わい深さの違いが“R”なのだろう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『セレナ』次期型は2028年登場か!? 第3世代e-POWER搭載へ
  2. トヨタのミッドシップと言えば『MR2』だが?…土曜ニュースランキング
  3. 四輪事業で苦戦のホンダ、三菱自動車からタイ生産の『トライトン』をOEM供給へ[新聞ウォッチ]
  4. 内装材が難燃基準に適合せず『ムーヴ』など1万台リコール…9月掲載のリコール記事まとめ
  5. カロッツェリア「楽ナビ」新型13機種、11月発売へ 業界初・最大6年間の自動地図更新も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. 【セミナー見逃し配信】※プレミアム・法人会員限定 欧州自動車産業の次の一手、欧州の現場で何が起きているのか~EV減速局面・SDV/AIへの移行・中国勢の浸透~
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る