静電容量方式の車載用タッチパネル、2016年には4.8倍に急伸…矢野経済調べ

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矢野経済研究所は、車載用タッチパネル(車載TP)世界市場に関する調査を実施。その結果を「2015年版 車載タッチパネル市場の現状と将来展望」にまとめた。

調査は、タッチパネルメーカー、ディスプレイメーカー、透明導電性フィルムメーカー、コントローラーICメーカー、粘着材メーカー等を対象に2015年5月から7月に実施。同社専門研究員による直接面談、電話・Eメールによるヒアリング、ならびに文献調査を併用して行った。

調査結果によると、車載TP世界市場は、カーナビ市場拡大とディスプレイオーディオ(DA)、リアシートエンターテイメントシステム等の用途拡大、自動車のIT化を背景に需要が拡大。メーカー出荷数量ベースで、2014年が2495万枚となり、2015年は前年比14.8%増の2866万枚に拡大と予測する。

現状、車載TPの方式には、抵抗膜方式と静電容量方式、赤外線方式がある。2014年の車載TP世界市場では、抵抗膜方式TPが2375万枚(構成比95.2%)、次いで静電容量方式TPが120万枚(同4.8%)、赤外線方式TPが3000枚(同0.01%)。車載用では抵抗膜方式TPが主体となっているが、スマートフォン同様の操作感を求める消費者ニーズが増えることなどから、静電容量方式の車載TPの採用が増加すると予測。2016年の静電容量方式の車載TP世界市場は2015年比4.8倍の1253万枚まで成長するとみている。

静電容量方式の車載TP市場の需要拡大に伴い、タッチパネルメーカーのほか、ディスプレイメーカーも同市場に積極的に参入。ディスプレイメーカーは車載用ディスプレイ事業強化の一環として、TPとLCDを貼り合わせたTP+LCDセット品の販売に注力するほか、2018年から2019年にかけて製品化されるモデルに対し、インセルやオンセルといった、タッチ機能内蔵型ディスプレイの開発も進めている。

《纐纈敏也@DAYS》

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