東京急行電鉄(東急)東横線と目黒線、東急多摩川線は8月25日夕方、保安装置の故障により18時半ごろから22時過ぎまで約3時間以上にわたり運転を見合わせた。同日は田園都市線でも夕方に発生した人身事故の影響でダイヤが乱れ、帰宅ラッシュの東急各線が混乱した。
保安装置のトラブルは25日18時30分ごろ発生。東横線の渋谷~横浜間全線のほか、目黒~日吉間の目黒線、多摩川~蒲田間の東急多摩川線の3線が全線で不通となった。東横線と接続する日比谷線や直通運転を行う東京メトロ副都心線、みなとみらい線、目黒線と直通する東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線でも直通運転の中止や遅れなどの影響が出た。
東急電鉄では復旧を進め、東急多摩川線は22時05分に運転を再開、東横線と目黒線も22時15分に再開した。同社によると、保安装置故障の原因は「信号機器室におけるブレーカーの落下」で、詳細は調査中という。
同日は田園都市線でも、17時過ぎにつきみ野駅(神奈川県大和市)で発生した人身事故の影響により中央林間~長津田間で一時運転を見合わせたほか、全線でダイヤの乱れが発生。夕方ラッシュ時に東急電鉄の4路線がトラブルに見舞われた。