ヤマハ、高精度搭載を実現する高速・高精度フリップチップボンダを開発

自動車 ビジネス 企業動向
高速・高精度フリップチップボンダ「YSB55w」
高速・高精度フリップチップボンダ「YSB55w」 全 1 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は、業界トップレベルの生産性と高精度搭載を実現した高速・高精度フリップチップボンダ「YSB55w」を開発し、12月から発売する。

新開発「YSB55w」は、生産規模が拡大している情報通信機器やデジタル家電などに組み込まれるフリップチップを基板などに搭載するフリップチップボンダ。高剛性フレームにデュアルボンディングヘッドや新開発の高分解能チップ認識カメラを装備することで、バンプの欠落チェックと同時にバンプ基準での位置補正を精密に行い、高精度搭載を実現する。

ウエハ供給からのフリップチップを、従来機種と比べて約3倍となる1万3000UPH(プロセス時間を含む最適条件時)で搭載可能とする。従来機種と比べて2倍の搭載精度となるプラス・マイナス5μmを確保、最新・最先端のフリップチップに求められる高い搭載精度を実現する。加えて新開発の熱解析・熱補正アルゴリズムにより、高精度搭載を継続的に維持する。

また、チップの薄型化に対応するため、高精度な荷重制御を行う小型ヘッドを採用する。チップへのストレスを軽減、高品質搭載を実現する。さらに自動ツール交換オプションにより、品種切り替えの手間も削減でき、高い汎用性と使いやすさの両立を図った。

販売計画は年間55台。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る