「安倍首相の談話には誠意がない」マレーシア華人総連合会会長

エマージング・マーケット 東南アジア
安倍晋三首相(資料画像)
安倍晋三首相(資料画像) 全 1 枚 拡大写真

マレーシア華人総連合会(華総、フアゾン)のペン・インフア会長は、26日に行なわれた抗日戦没者慰霊祭に出席し、先の安倍晋三首相の戦後70年の談話ついて「誠意がない」と批判。ドイツに「誠意ある謝罪と行動を伴う謝罪を学ぶべき」と述べた。

その上でペン会長は、▽歴史教科書を正し、年少者に事実を教授▽被害国と慰安婦への無条件の賠償▽被害国民が行なった奉納金の早期返還▽靖国神社参拝中止及び被害国での慰霊祭への出席と謝罪▽安保関連法案の廃棄と平和憲法維持及び自衛隊の現状維持--の5項目を日本政府に要求した。

同慰霊祭には中国の代表団13人も出席しており、ペン会長の主張は概ね中国政府の主張を代弁するものとなった。一方、マレーシア政府・与党を代表する形で出席したチュー・メイフン副女性家族共同体開発相(マレーシア華人協会=MCA)は、抗日祈念碑が殉職者の愛国心を顕彰するものであり、加害国と被害国の間の怨恨を深めるものではなく世界平和に寄与するためだと強調。「歴史は忘れないが許すことはできる」と述べた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  6. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  7. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  8. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  9. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  10. ついに「BMW M3」が電気で走る! 4モーターを収める肉厚フェンダーが露出
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る