日野、モジュール化新商品第1弾をタイにも導入…2か国目

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日野自動車は、中型トラック「HINO500シリーズ」をタイ市場に導入した。新型車はモジュール化による市場適格車の第1弾として開発。今年1月のインドネシアに続く2か国目の導入となる。

商用車は顧客がビジネスに使う資本財であり、積み荷や用途が多種多様であることから、車型の設定数が多くなる。その一方で、1車型あたりの台数は少なく、いわゆる多品種少量生産となるのが特徴。また、車型が増えるに従い部品の種類も増える傾向にある。

そこで日野では、モジュール化の考え方を採用して開発に着手。基幹部品であるコア部品と、顧客の要望に応えてカスタマイズするための周辺部品に分け、コア部品は共通化を進めて日本で集中生産。その一方で周辺部品を中心に現地調達を増やし、市場ごとに異なる多種多様な適格モデルを作り分けることにした。これにより、顧客とって最適な車を、より短いリードタイムで届けるることが可能になった。

日野は、モジュール化の考え方に基づく中型トラックを、インドネシア、タイに続き、今後数年間で各地域・市場ごとに適格化して、導入先を広げていく。

また、モジュール化による車づくりを支える生産体制についても、最適化を推進。大中型車両生産のマザー工場となる古河工場は、既にKD工場とアクスル工場の稼働を開始しており、今後キャブ工場と車両組立工場が順次稼働を開始して、17年初に本格稼働する予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

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