【新聞ウォッチ】警視庁、交通違反の切符交付に“ハイテク”導入…専用端末で“スピード処理”

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年9月3日付

●エアバッグ修理対象1900万台、タカタ製全米でメーカー精査(読売・9面)

●交通違反切符10分で交付、警視庁専用端末で時間短縮(読売・37面)

●G20世界株安が焦点、あす開幕、東証乱高下70円安(朝日・9面)

●MRJ「納期遅らせない」来月初飛行、社長、準備進展を強調(毎日・7面)

●シャープ本社、ニトリに、売却最終調(毎日・7面)

●社説、スズキ提携解消、お互いの長所かさねば(東京・5面)

●世界の自動車工場へ、メキシコ視察報告、台数・シェアで首位、信頼のニッサン(東京・7面)

●ホンダ、中国販売50%増、8月新車、日系メーカー好調(日経・17面)

●ガソリン、8週連続下落、店頭135.7円(日経・22面)

ひとくちコメント

久しく交通違反をしたことはないが、スピート違反をはじめ、一時停止を怠ったり、車線変更の禁止区間でうっかり車線をはみ出し、取締中の警察官に呼び止められて免許証を提示、警察官が手書きで名前などを書き込んで違反の切符を切るまでに時間を費やされることも多い。路地裏などの狭い道路では違反した車が停車しているために、渋滞を引き起こすこともある。

警視庁が、そんな面倒な処理の交通違反の切符を運転免許証に組み込まれたICチップを読み取ることで迅速に発行できる新たな端末を導入するという。

きょうの読売などが取り上げているが、現在の複写式の用紙に手書きで発行している場合は20分程度かかっているという。それに比べると、時間が半分に短縮されて、約10分程度で発行できるそうだ。

警視庁が新たに導入するのは、タブレット端末とプリンターが一体となった「TAP」と呼ばれる携帯端末。運転免許証のICチップを読み取ることで名前や住所などドライバーの情報が画面に表示。全地球測位システム(GPS)機能で違反場所の位置情報を読み取り、違反の内容をタッチパネルで選択すれば自動的に交通切符が印刷される仕組みという。

警視庁は民間企業と共同開発したこの新しい端末を4700台導入し、ことし12月から運用を始める予定という。ただし、端末は一時停止違反や30キロ未満の速度超過など比較的軽微な行政処分対象(青切符)に使用し、30キロオーバーや無免許運転などの重大な違反(赤切符)は従来通り警察官が手書きで交付するという。

違反切符の発行時間が短縮されても運転免許証は 「ゴールド」を目標に、青切符も赤切符も切られないような慎重で安全な運転を心がけたいものだ。

《福田俊之》

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