リクルート、ビーコン端末を持たせ子ども見守りサービスを実験

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 リクルート住まいカンパニーは、9月2日より秩父市立南小学校と目黒区立月光原小学校の2校にて、Beacon(ビーコン)を用いた子ども見守りサービスの実証実験を順次開始する。地域住民のネットワークを活用して子どもの位置情報を把握するという。

 近年、子どもの登下校時に犯罪に巻き込まれる事案が多発しており、子どもの登下校時間や位置情報を把握したいというニーズは高い。しかし、既存のサービスでは料金や携帯通信端末持込を禁止する校則など、多くの課題があった。同社は、これらの制約に縛られない新しい方法で子どもの状況を把握できる方法はないか、サービス検討を開始した。

 子ども見守りサービスは、アプリをインストールしたスマートフォンによって、子どもが携帯するビーコン端末を検地し、子どもの位置情報を保護者に通知する。アプリをインストールした地域住民(見守り人)のネットワークを活用することにより、子どもが携帯するビーコン端末には通信回線契約を行わずに子どもの位置情報が把握できるという。

 また、学校の校門や下駄箱などにもスマートデバイスを設置することにより、登下校時間の検知が可能となる。さらに、コンビニエンスストアや自動販売機などの事業者と連携し、定点見守りスポット数や見守りネットワークを拡大しようと、各事業者との協議検討を進めている。

 今回、秩父市立南小学校と目黒区立月光原小学校の2校で実証実験を行うことにより、本サービス開始に向けての課題点を洗い出し、さらなるサービスの改善を図っていくとしている。

リクルート、子ども見守りサービスの実証実験

《工藤めぐみ》

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