【IFA 2015】ソニー、DSD対応のハイレゾカーオーディオシステムを発表

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IFA 2015で発表されたハイレゾ対応ヘッドユニット「RSX-GS9」を中心とするソニーのカーオーディオシステム
IFA 2015で発表されたハイレゾ対応ヘッドユニット「RSX-GS9」を中心とするソニーのカーオーディオシステム 全 21 枚 拡大写真

ドイツ・ベルリンで現地時間4日に開幕する「IFA 2015」に先駆けたプレスカンファレンスにて、ソニーはプロトタイプで予告していたハイレゾカーオーディオシステムを正式発表した。

ハイレゾ対応ヘッドユニット「RSX-GS9」、4チャンネルハイレゾ対応アナログアンプ「XM-GS1」、ハイレゾ対応スーパーツイーター「XS-GS1」、サブウーハー「XS-GSW121D」、サブウーハー用モノラルアンプ「XM-GS100」、そしてフロントスピーカー「XS-GS1621」とリアスピーカー「XS-GS1921」、ヘッドユニット「RSX-GS9」はカーオーディオヘッドユニットとしては世界で初めて、DSDをネイティブで再生可能とした。5.6MHz、2.8MHzの1bitDSDファイルの再生に対応している。

USB端子にメモリなどマスストレージ対応メモリに保存したファイルの再生が可能。ファイル形式はMP3 / WMA / WAV / AAC / FLAC / ALAC / AIFF / DSF / DSDIFFとなっている。

USB端子はType Aをフロントとリアに、Micro-Bをフロントに備える。FMチューナーも内蔵、AUXアナログ入力端子はフロントとリアに用意された。

ウォークマンやアンドロイド、iPhoneやiPodなどiOS機器とUSB接続し、ハイレゾ対応アプリからのデジタル出力を入力しての再生にも対応している。Bluetooth接続は「SBC」「AAC」の他にソニー独自のハイレゾ転送Bluetoothコーデック「LDAC」にも対応。送り出し側となるLDAC機器は本日発表されたXperia Z5 Premium、Xperia Z5、Xperia Z5 Compactも「LDAC」コーデックに対応、ウォークマンは「NW-A10シリーズ」「NW-ZX2」以降のモデルで対応している。

プリアウトはハイボルテージに対応、光デジタル出力端子は96kHz、48kHzの出力に対応している。

NFCをセンターに鎮座するボリュームダイヤルに内蔵し、Xperiaなどのアンドロイドスマホをかざすことによってペアリングする。Bluetoothで曲の再生ができるだけでなく、専用アプリ(android/iOS)によってヘッドユニットの設定やイコライザの調節など細かい操作が可能。そのおかげで、本体の液晶画面は最小かつモノクロ。つや消しブラックボディのマテリアルとともに高級感の演出に役立っている。

価格は「RSX-GS9」単体で約1500ユーロを予定、システム全体で2500ユーロ程度になりそうだ。発売開始は11月。欧州とアメリカ市場を予定している。

日本での発売は未定だが、ソニーはスマホ対応ヘッドユニット「XSP-N1BT」を北陸限定販売で日本市場に復活させたばかり。このモデルの登場もあり得るかもしれない。

《三浦和也》

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