ゼンリンデータコムの混雑統計事業、IoTサービスにBIGLOBEが参画

自動車 テクノロジー ネット
はたらく車プロジェクト
はたらく車プロジェクト 全 1 枚 拡大写真

ゼンリンデータコムは、同社が展開する「混雑統計」のIoTサービスに、ネットワークパートナーとしてBIGLOBEが参画すると発表した。

第一弾として、情報通信研究機構(NICT)、ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の委託研究に採択された「はたらく車プロジェクト~公用車等の徹底活用によるビッグデータ利活用モデルの構築~」において連携を開始した。

「はたらく車プロジェクト」では、自治体の公用車、バス等の公共交通の車両、事業者の業務用車両などに、位置情報等をリアルタイムに取得するセンサーを設置。公用車等からリアルタイムで取得したデータを解析することで、道路の路面性状(凸凹)を観測。定期的に路面の損傷状況を把握することで、より効率的な道路管理や修繕計画の高度化が期待されている。そのほか、車両の走行ルート等と自治体保有データとの掛け合わせによる都市計画の高度化など、公用車ビッグデータ活用による 「効率的な都市経営の実現」するデータ利活用モデルの構築と、その社会実証を行う。

同プロジェクトでは、2014年より兵庫県加古川市などで研究活動を行ってきたが、今秋より加古川市の400台弱、ほぼ全ての公用車にセンサーを設置し、公用車のIoT化を図る。また、今後、加古川市以外にもフィールドを拡大し、公用車500台規模での実証活動を進めて行く予定。同プロジェクトでは、各種センサーにBIGLOBEが提供するデータSIMを利用するほか、小型専用端末も設置するなど、BIGLOBEが有するIoT端末との連携も行う。

BIGLOBEはMVNO事業者として、「はたらく車プロジェクト」にモバイル通信サービス「BIGLOBE LTE・3G」を提供し、500台の公用車向けセンサーで取得したデータをリアルタイムで「混雑統計」Iotプラットフォームに送信する。また、IoT端末としては、Androidを搭載した小型端末「BL-01」を提供し、センサーにより道路の舗装状況や位置情報データ取得を行う。小型IoT端末「BL-01」は、9月下旬より企業向けに開発・検証用として限定販売を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカD:5』ついにフルモデルチェンジへ! 車名は「D:6」!? 2025年内発表か
  2. 初の電動化、6気筒エンジン復活など話題満載!ポルシェ『911』最新世代「6モデル」を一挙スクープ
  3. メルセデスAMG GT 新型登場、高性能ラグジュアリーモデルの魅力とは?[詳細画像]
  4. 総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
  5. 日産『キャシュカイ』改良新型...日本のテイストを取り入れたデザインに[詳細画像]
  6. ランチア『イプシロン』、新型は電動プレミアム5ドアに…生産開始
  7. [VW ゴルフ 50周年]第5世代は自信作、品質と快適性でクラスを超えた?
  8. 「アルファード」フォロワー続々! 北京モーターショーで見た「衝撃の高級ミニバン」10選
  9. 【マツダ MX-30 ロータリーEV 新型試乗】走行レンジは900km!他のモデルでは叶えられない「面白い選択肢」…河村康彦
  10. ポルシェの売上高と営業利益、過去最高を達成 2023年通期決算
ランキングをもっと見る